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林 亮勝氏の最終講義   録画

書棚を整理して見つけた『エッセイ歴史から学ぶ』
人間舎。その最後のエッセイが最終講義抄録に。
「人間が歴史をつくり 歴史が人間をつくる」
虎之助の大正大学講義の姦計もあって、新たな
気持ちで読み直してみた。
 なぜ畑違いの林著があるのか?これは明らか。
氏が紹介した聖教に利根川の川小屋
活写されていた。戦乱時の民衆避難所 国境河川
この発見で、東国内戦・民衆へのまなざし
が変わった。(と思ったのは私だけだった
ようでガッカリした。もちろんその後簗瀬
大輔氏の大著
がその景観を解明した。感動)
この学恩で忘れがたく仕事を追跡していた。

 最終講義は歴史の流れ(法則)という話だが。
受講生に家康好きを増やすこと、楽しんでた模様。
白石の金貨再改鋳が天罰観による、とか、
科学者渋川春海が祈禱を上奏しまくったという話
の方が私はおもしろかったけど。
本書の刊行後3年、2008年に病没されていた
のを知る(81 wikiによる)。
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「空気」が生み出す集団暴力(第3章) 録画

よせばいいのについ目に留まった本で
異種格闘技戦してしまった。
縄田健悟『暴力と紛争の‘集団心理‘』
実験社会心理学 九大 ?ちとせプレス
学術用語空気ときたら読まないわけには…
人名索引見ても横文字だらけで歴史家いない。
藤木久志読んでない時点でアウトか。
山本七平とかいってるし

空気は集団規範と同義で、集団暴力を生む
(取詮) ミルグラム服従実験の追試 かフムフム
そこよりも、内集団暴力と外集団暴力との
質的差異を1部2部にわけて追及してるところ
非常にそそられた。1989年の歴研大会報告、
「日本中世社会の秩序と暴力」ーーどうしても
ここが解けなかったので…
第3部は「暴力と紛争の解消を目指して」
本書の副題が
いがみ合う世界への社会心理学からのアプローチ
むりでしょ、というよりそんなの危険でしょ
豊臣平和令に学んでもらわないと
岩波新書の『刀狩り』でも読んで

(2・14st。vの学習 実践演習で徹夜してる人ゴメン)
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和歌山大学教育学部海津ゼミ(日本史)のブログです。

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