見世物小屋研究始末 道成寺

大橋主担当の道成寺展図録2016年11月
前回(2023・4・10条)にて、研究者の良識として
「道成寺」モノには関わらない・関われない、
という自制心があったこと触れた(和歌山3大タブー)。
が、橋本唯子と大橋直義の赴任によって、
事態が大きく動いた。文献調査団の投入。
なんでも自分で全てやらねばならない和歌山。
文書調査は橋本セッチィング、道成寺研究の
要の縁起や記録・典籍類は大橋ゼミが担当。
いずれも各分野の第一人者であるから、
私は専門の媒体関係(マインドコントロール)
だけに集中できる願ってもない環境になり、
ゼミ生使って出開帳の品々を解明する。
まったく知られていないキワモノ道成寺
(私にはこちらが本筋)を提示した。
(これで松江人の永瀬貴大が一本立ちし、
ゼミ長太田は大橋ゼミの寄宿人になった。
こうゆうの社会の凡百には理解不能か)。

年来の見世物小屋研究爆発!

ともあれ大橋の歴史学の柱があったればこそ
(1章縁起絵巻 2章聖武王家の女性たち!)
私の専門・持ち味が生きて3章ご開帳!
女人家益本尊と清姫の角、が爆発する。
その勢いで2021年鐘供養の実行委員長に
なる(満を侍して道成寺正平禅宗興行論じた)
これだけでも和歌山に来た甲斐があった

大橋氏の学芸員的才覚を示す表紙デザイン。
展示をみる場数と、史料への深い理解(売出)が
ここに結実した。正直おいそれとは紀州研を
背負ってもらえるとは思っていなかった。乾杯

私こうゆう時の仕事は早い。出前迅速。要所は
ゼミ生を配置して、本当に私しかできない部分、
(浅草田毎のマキ上田さんに聞取りしてくるとか、
小野和尚口説いて清姫頭蓋骨を寺外に持出すetc)
に集中した。この学生利用は、翌年には大橋ゼミに
完全にノウハウを盗られていた。出来る奴は違う。
マキ上田の店に行くのはさすがに勇気がいた。
前日中世史の悪友二人(悪党研究者)に徹夜
カラオケつき合ってもらい勢いで行った(2人の
つきあいそこまでで1人で行った)。田毎の2男
息子さんいい人だったので何とかなった。
コラムはいつよんでも涙出る名文だ。あ、荘園絵図展強調文Nさん化したか。醜悪自画自賛
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