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民衆史研究の研究ノート

本日の朝読
民衆史研究会は虎之助研究の絡みで
脱会していない数少ない学会だ。
研究ノートについても投稿規定で明記。
では直近のノートは如何に?と調べたら
2013年1月の84号までさかのぼる。
徳永健太郎「西岡虎之助の神社史研究」
さすがは民衆史研究だ。研究ノートに
ふさわしい西岡史学の問題提起。
深く考えさせられた。西岡史学と神領興行を
ともども研究対象とするものとして(会員なのに
読んでいなかったことも含めて。)
 当時未公開だった西岡新出史料(講義ノート
や出席簿=私がサボっていたため未公開に)
国学院大での戦前のものをみると、
西岡と千家以下大寺社司祭家との「教育」
諸相がうかがえて論点がさらに具体化する
はずである。徳永氏には抜き刷り送ったはずだが
万一未見だったら一報してほしい。菊池武雄
杉山博、小川信や、金澤瀬戸神社以下に如何に
西岡史学が広がったかを提起した。
論文の要は虎之助と宮地直一の人的接続だろう。
私は(井上寛司さんにも相談したが)宮地は
敬遠して表層しか読んでいない。怖い。
序章の5行で「民族の覚醒」と切り捨てた

ちょっと朝の一読にはヘビーなノートだった。
(やはり東野の映画原作でも読めばよかった)
私が編集長なら字数に関わらず論文扱いにしたとおもう。
明恵から西岡へ戻る よい機会になった研究ノート論

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研究ノート論

私は研究ノートが好きだ。ダラダラくどい
実証の末にイミフな論文が多い中で、
仮説的実証ながら短文で展望を切り開く
野心作 というのが本来の研究ノート
であろう。他分野学界のことよく知らないが
同じ理由で書評も好きだ。先に腐した
清水批判だって、法制史学の何たるかは
よく理解できて刺激になった。
思うに、研究ノートらしいノートをここ最近
観た記憶がない。そもそも投稿規定を見ると
明確な規定がなく字数が短いモノとある。
民衆史研究は論文ペラ100枚・研究ノート60枚
(経験的にはモノにならない論文を格落ちで
研究ノートにしてしかたなく拾ってるようだ。
史学雑誌の最新号は研究ノートが巻頭)
 最近、研究動向・批判と反省・リレー討論・連続時評
などの新たな範疇の「依頼原稿」あるのは、
研究提起力の低下を示すのだろう。
 若手諸君!、論文として書いたものは絶対に頑張る
べきだ。ノート落ちすると人事評価点数が
まったく違うので(健全な国立大学の場合)。
 私も生涯2本だけ研究ノート書いた
(ように記憶する)。1本は史学雑誌に
載せた正安の神領興行法(論文落とされたが
とにかくこれを史学雑誌でのせないと
何のために内地留学してたか、と)
もうひとつは本とに書いた歴研の得宗領
論文。山田邦明大会報告批判の文章で
五山系寺社領などを直轄領と扱っていない
ことを批判した。が実証的に批判しきれなかった
ために(得宗領と関東御領を区別できない)
もうノートにしちゃえ!と短くして投げた。
いまもけっこう引用されてる息のある権力論
(中世の変革と徳政 7章として装い新たに収録)
あれ審査してくれたの義江彰夫さんじゃ
ないか、と今も思っている(根拠あるのだが
亡失念した)
 ああ、いい研究ノート読みたい。笑

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和歌山大学教育学部海津ゼミ(日本史)のブログです。

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