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菊地真理子『「神様」のいる家で育ちました』文芸春秋

これも史料として教育費で購入しておくべき
コミックだ。あとがきによると、当初連載先は
教壇からの抗議によって言論弾圧を被った。
(旧統一教会・幸福の科学大川・創価学会・
天理教など作中に出てるかどこからの抗議か)
 文芸春秋コミックからもう一冊
先日、虎(之助)になれ、の講義をした折、一応
行論上、純正史学(ふつう学校)・応用史学(師範学校)
の話をして、師範学校では生徒が隔離されて
皇国史観を注入されたことを教えた。ついでに
虎之助と同じ歳で、東大アカデミズム皇国史観を
体現した平泉澄の話をした。
 いつもは「豚に歴史が無いように百姓に歴史はない」
などのエピソードだけだが、今年は星野宣之の
コミック文芸春秋刊『日本で一番長い日』下巻2022
がある。巻末、「あくまで私の推測だが」として
星野が描いた平泉澄の狂気の姿は読みでガある。
陰謀史観の典型と批判されるかもしれないが。
私には凡百の開戦論(なぜ裕仁は開戦したか)より
はるかに納得できるものだったが。
まるで信楽老(鎌倉の老人)のような男だった。
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