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教科書調査官、教科書検定を語る。

『歴史学研究』の最新号に新シリーズで
1回目「歴史を書くということ」
元教科書調査官で2015年度から筑波大に
割愛した三谷芳幸論文がおもしろい。
紀界研の教科書執筆者希望には一読を
勧めたい。(学習指導要領をめぐる綱引き)
冒頭に筑波大での教科書調査官「面罵」
した定年退職老教授の話がコミカルに出てくる。
家永裁判で時間が止まったような不勉強老害取詮
(依頼原稿を増やすとこのような痴話噺の
類が審査されずに出てきそうで嫌だと思う)

 私個人的には定年退職老教授と同様に
教科書調査官は権力の末端だと思っている。
だが三谷芳幸と高橋秀樹とは例外である。
彼等は在職当時に文部省職員の肩書入りで
「ここまですすんだ歴史研究」という連載を
週刊朝日百科で○回にわたって開陳した。
教科書ここまで遅れている、と歴史叙述を
研究成果で示した。密室検定、F公パージ所
じゃない。感激したなア。教育学部に
いなければ気にしなかっただろう。
これを使った入試問題は多かったのではなかろうか
そういえば和大の入試では、三谷さんの②弥生時代
が出題されていたし。検定教科書の範囲で
歴博発信の弥生時代論争を扱うなど、
これまででは夢の夢だったろう。

それにしても私みたいな筑波の老教授て
だれだろう。中央学界に疎くなっちゃって。
こうゆう部分は歴研の編集部がカットさせないと。


追記
史上最悪の構造を持つ新学習指導要領(歴史総合など)に
どのように対応するのか、執筆者も調査官も、束になっても
押さえられない(内容統制ではなくサギマガイの教育論義だ)
という視点が欲しかった。(大矢論文は方法知と概念化)
 内容をまじめに考える著者と調査官は同志だ
「もう歴史総合検定なんか関係ないからどうでもいい」
のかもしれないが。御同様で。
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