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中澤克昭著 狩猟と権力

名古屋大学出版会。6600円安い。助成あるのか
副題が「日本中世における野生の価値」
網野善彦を心の師とする著者の真面目。
きれいな表紙だ。富士の巻狩・月次風俗図
IMG_2023-01-29-15-53-19-723.jpg
高橋傑書ともども中世紀州ネタが多いので図書館には
入れておこう。初期のゼミ生で、はやばや就職をきめて
半年くらい本気で「中世の狩猟」という卒論を書いた
ゼミ生がいた。ただひたすら絵画史料の弓矢の形状と
活用法をピックアップして、武士と凡下の違いを解明する
というようなプリミティヴなものだったが、まだ網野さんの
絵引き解説の論文くらいしかない時代だったので、
私にとっては目の醒めるような新発見の連続だった
(まら熱心な学生で、11月以後頻繁に研究室に来て
発見と仮説をぶつけて来た。)
 47永井宏正『中世の絵巻物に見る弓矢』2001年卒論・未刊
 もし中澤論文の様な成果を読んでしまっていたら、
おそらくコピペになってしまっただろう。此の不良っぽい
学生が口頭試問後に私に言ったのは
「卒論審査てマジガチなんですね。驚きました」
少し違うかも。関西来て日が浅く覚えきれてないか。
ともあれ、永井は受験校出の不本意入学なので、
和大の日本史なんてアホにしてたのだろう

 中澤論文で、永井も考えていた民衆フェーデの弓矢
について、戦争論に初出のある13章村の狩猟とその継承
が気になった。初出時に多くのメモを入れた記憶アリ。
「大幅書き換え」とあるので、研究室でみつけてチェックしなければ

永井の卒論は宮前に読ませて本気を知らせよう。
IMG_2023-02-01-10-39-08-915.jpg

絵巻物切り貼りだらけで汚いが執念の手書き論文
写真
このうえなく汚い卒論だが私の好きな偏執。
「形じゃない、伝えたい執念見せろ」語録
ここは木村茂光語録の「卒論とはラブレターだ。心を込めてまとめよ」と正反対かも
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