北林トモ9/27検挙 ゾルゲ事件
安楽椅子探偵から玄洋社の暗号電報があり、また
近美の移民アートも始まったので。忘れてた
横文字『ゾルゲ伝』を読んでみた。といっても絵と
宮城与徳関係の索引読みだけだが。
ドキュメンタリーか小説か研究書か、
少しわからないが。訳が加藤哲郎さんだし
帯が「新資料が語る」なので学術書なのだろう。
これによると、北林トモの逮捕が遅れる、
夏は「老女」に気の毒だからと9月に延期勧告
した、特高一課の玉澤光三郎の判断。
このラグによってゾルゲ諜報団より最重要機密
「関東軍北進せず」がモスクワに発信されることになる。
ブランゲの玉澤光三郎へのインタビュー1965・1/21より
(20章の註2・31)
作者マシューズの評
「このような一警官の古風な騎士道精神によって、
諜報網は執行猶予を得ることができた」
ただ、トモを小柄で謙虚な女性、としたり、
模範囚として刑期短縮で釈放された、とするなど
私の知る北林トモではない。ちょっと信用できない。
私の記憶違いかもしれないが。
これは学生用図書として購入申請してのちの研究者に委ねよう
というような暗号電報を安楽椅子探偵に返電した所。
特高証言なんてあてにできない。
玉沢という名前は忘れたけど、監視はしてたよね。
「夏の逮捕は気の毒」なんて証言は作り話でしょう。
地元で張っていた下っ端特高が、検挙の時期を
決めたりできるわけがない。
戦後の作り話、「特高ったって、情もあったんだぜ」と
いう自己弁明と「俺は歴史に一枚かんでいたんだぜ」
という自慢話のミックスですね。
そんな本が出ていることも知らなかったけど、特高の
「温情」なんてものを重視するなんて、あきれますね。
あーよかった。さすがは辛辣安楽椅子だった。頼りになるなア
近美の移民アートも始まったので。忘れてた
横文字『ゾルゲ伝』を読んでみた。といっても絵と
宮城与徳関係の索引読みだけだが。
ドキュメンタリーか小説か研究書か、
少しわからないが。訳が加藤哲郎さんだし
帯が「新資料が語る」なので学術書なのだろう。
これによると、北林トモの逮捕が遅れる、
夏は「老女」に気の毒だからと9月に延期勧告
した、特高一課の玉澤光三郎の判断。
このラグによってゾルゲ諜報団より最重要機密
「関東軍北進せず」がモスクワに発信されることになる。
ブランゲの玉澤光三郎へのインタビュー1965・1/21より
(20章の註2・31)
作者マシューズの評
「このような一警官の古風な騎士道精神によって、
諜報網は執行猶予を得ることができた」
ただ、トモを小柄で謙虚な女性、としたり、
模範囚として刑期短縮で釈放された、とするなど
私の知る北林トモではない。ちょっと信用できない。
私の記憶違いかもしれないが。
これは学生用図書として購入申請してのちの研究者に委ねよう
というような暗号電報を安楽椅子探偵に返電した所。
特高証言なんてあてにできない。
玉沢という名前は忘れたけど、監視はしてたよね。
「夏の逮捕は気の毒」なんて証言は作り話でしょう。
地元で張っていた下っ端特高が、検挙の時期を
決めたりできるわけがない。
戦後の作り話、「特高ったって、情もあったんだぜ」と
いう自己弁明と「俺は歴史に一枚かんでいたんだぜ」
という自慢話のミックスですね。
そんな本が出ていることも知らなかったけど、特高の
「温情」なんてものを重視するなんて、あきれますね。
あーよかった。さすがは辛辣安楽椅子だった。頼りになるなア
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