佐藤和彦追悼シンポジウム(早稲田大学22号館)
田村憲美報告「矢野荘の『河成』と気候変動」が
藤木久志の「ある荘園の損免と災害」(『中世の
紛争と地域社会』)を正面からターゲットにした。
・河成は地目変更に匹敵し損免範疇では不可。
・地学者の水月湖年縞堆積データの適用により
14C後半西日本の年間降水量の多さを積算
・14~15c「河成」認定の3段階の変化(学衆方)
矢野荘研究者は中世民衆をとりまく現実に無関心
という藤木からの批判に正面から取り組み、
中長期的な気象条件を摘出して年々河成累積の
14cの矢野荘の現実を白日の下にさらした。
私にも出水氾濫で河川状湿原が累々と広がる
14cの風景が浮かび、そこから立論しなければ
いけないということを理解した。和大紀要に
書いた藤木批判はあまりに浅薄だった。恥ずかしい。
田村氏は冒頭に「生業複合の重要性」を明記
しているから、荘園支配とは別に、河になったら
どうなるの?という環境変化に伴う生活変化を
視野に入れていたはずだ。残念ながら討論では
そのような話には行き着かなかった。田村氏の
使った福沢仁之組科学データについては、
明日早速此松さんに照会しよう。1昨日の合コン
成果がはやくも出てくるか。
☆
海津初監督作品のお披露目は
この刺激的な討論の興奮冷めやらぬ中で始まった!

上映会終了の直後
映画は、多くのマスコミ人・出版人に見てもらえた
し、佐藤浩子氏も法事の席から駆けつけてくれた。
史料の保立、東大の高橋典、海老沢、井原、新井、
琵琶湖博の橋本、都立の鎌倉、同成社新社長佐藤
涼子、中先代の乱面々(西岡・笛木・下東)など
あいかわらず愉快で元気な老若公界諸氏も居た。

また研究顧問?今井修氏には、西岡スケッチを
1923年成立としたことに対して重大な疑義を
いただいた。さっそく中瀬古さんと相談したい。
まことに刺激的な1日だった。喜ばしき学問。
まだまだ「鬱」れない。


懇親会場。出版社連合の南北の会主催。
先週末のソフトボール大会サード守備の腰痛のために
いつもの夜行バスはパスして飛行機終便で帰国した
ためさわりの30分しか居られなかったが、行って
良かった。左隅が佐藤浩子さん
藤木久志の「ある荘園の損免と災害」(『中世の
紛争と地域社会』)を正面からターゲットにした。
・河成は地目変更に匹敵し損免範疇では不可。
・地学者の水月湖年縞堆積データの適用により
14C後半西日本の年間降水量の多さを積算
・14~15c「河成」認定の3段階の変化(学衆方)
矢野荘研究者は中世民衆をとりまく現実に無関心
という藤木からの批判に正面から取り組み、
中長期的な気象条件を摘出して年々河成累積の
14cの矢野荘の現実を白日の下にさらした。
私にも出水氾濫で河川状湿原が累々と広がる
14cの風景が浮かび、そこから立論しなければ
いけないということを理解した。和大紀要に
書いた藤木批判はあまりに浅薄だった。恥ずかしい。
田村氏は冒頭に「生業複合の重要性」を明記
しているから、荘園支配とは別に、河になったら
どうなるの?という環境変化に伴う生活変化を
視野に入れていたはずだ。残念ながら討論では
そのような話には行き着かなかった。田村氏の
使った福沢仁之組科学データについては、
明日早速此松さんに照会しよう。1昨日の合コン
成果がはやくも出てくるか。
☆
海津初監督作品のお披露目は
この刺激的な討論の興奮冷めやらぬ中で始まった!

上映会終了の直後
映画は、多くのマスコミ人・出版人に見てもらえた
し、佐藤浩子氏も法事の席から駆けつけてくれた。
史料の保立、東大の高橋典、海老沢、井原、新井、
琵琶湖博の橋本、都立の鎌倉、同成社新社長佐藤
涼子、中先代の乱面々(西岡・笛木・下東)など
あいかわらず愉快で元気な老若公界諸氏も居た。

また研究顧問?今井修氏には、西岡スケッチを
1923年成立としたことに対して重大な疑義を
いただいた。さっそく中瀬古さんと相談したい。
まことに刺激的な1日だった。喜ばしき学問。
まだまだ「鬱」れない。


懇親会場。出版社連合の南北の会主催。
先週末のソフトボール大会サード守備の腰痛のために
いつもの夜行バスはパスして飛行機終便で帰国した
ためさわりの30分しか居られなかったが、行って
良かった。左隅が佐藤浩子さん
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