NHK歴史秘話 印南の雑賀踊り(承前)
NHK歴史秘話ヒストリアで全国区になった
印南の雑賀踊りについて。昨夜の続き。
5年前の3月3日に矢の宮神社にて奉納舞を
お願いしたのだが、印南の地方(あげ)という
地区が、秋の印南山口八幡宮の大祭で必ず
他6地区に先立って第一番に奉納するという
輪踊り。雑賀衆は、特定の家筋ではなく、地区の
指導者層を構成員とする年齢階梯の組織で、
(宮座の組織の乙名層)自治会そのものが
運営主体。つまり青年会は獅子舞、年寄衆は
雑賀踊り、という座的な構造をとった村ぐるみの祭礼で
奉賛会のような形式は用いていない。5年前
観光学部のルネサンス経費から謝金を支払う時に
地区(自治体)宛てには出せない。ということで
大学会計と難渋した記憶がある。このように古態の
伝承形式を維持している上に、女性や余所者は
八幡宮の本祭では踊らせない、など厳しい禁忌
が(5年前までは)維持されていた。その上、
奉納する際には、地区内の湯河分家末裔家に
まず渡御するなど、中世惣国の秩序をほうふつ
とさせる遺制が残っていた(石田晴男氏の
論じたように雑賀衆と湯河氏とは強い同盟
関係にあった…)。
などなど、NHKで全国に見参した印南
雑賀衆の踊りを見ながら、感慨にふけった。
詳しくは、昨日条の観光学部・野田さんに
お尋ねくださいますように。野田卒論が
「雑賀踊りの起源」で、和歌山県立博物館
研究紀要で活字論文になってるスグレモノ。
お訪ねすればコピーをくれるでしょう(きっと)。
今月12・13日が矢の宮神社の夏祭り。
野田さんの特訓講習をうけて、ゼミ生たちと
ひさびさに奉納してこようか…。
印南の雑賀踊りについて。昨夜の続き。
5年前の3月3日に矢の宮神社にて奉納舞を
お願いしたのだが、印南の地方(あげ)という
地区が、秋の印南山口八幡宮の大祭で必ず
他6地区に先立って第一番に奉納するという
輪踊り。雑賀衆は、特定の家筋ではなく、地区の
指導者層を構成員とする年齢階梯の組織で、
(宮座の組織の乙名層)自治会そのものが
運営主体。つまり青年会は獅子舞、年寄衆は
雑賀踊り、という座的な構造をとった村ぐるみの祭礼で
奉賛会のような形式は用いていない。5年前
観光学部のルネサンス経費から謝金を支払う時に
地区(自治体)宛てには出せない。ということで
大学会計と難渋した記憶がある。このように古態の
伝承形式を維持している上に、女性や余所者は
八幡宮の本祭では踊らせない、など厳しい禁忌
が(5年前までは)維持されていた。その上、
奉納する際には、地区内の湯河分家末裔家に
まず渡御するなど、中世惣国の秩序をほうふつ
とさせる遺制が残っていた(石田晴男氏の
論じたように雑賀衆と湯河氏とは強い同盟
関係にあった…)。
などなど、NHKで全国に見参した印南
雑賀衆の踊りを見ながら、感慨にふけった。
詳しくは、昨日条の観光学部・野田さんに
お尋ねくださいますように。野田卒論が
「雑賀踊りの起源」で、和歌山県立博物館
研究紀要で活字論文になってるスグレモノ。
お訪ねすればコピーをくれるでしょう(きっと)。
今月12・13日が矢の宮神社の夏祭り。
野田さんの特訓講習をうけて、ゼミ生たちと
ひさびさに奉納してこようか…。
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